代官山ってどんな街?
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子どもの食、みなさんのご家庭ではいかがですか?
我が家の目下の悩みは、現在2歳8ヵ月の娘の恐ろしいほどの偏食。まったくといっていいほどお野菜を食べません。食物繊維不足で、ひどい便秘の末に小児科のお世話になることも……。
そこで、なんとかして食べてもらおうと試行錯誤する中、甘さの調節ができて口当たりのやわらかいシフォンケーキに注目。生地に混ぜ込んでみたら、いともたやすく完食(ガッツポーズ)! おかわりまで要求してくるほどでした。
ということで、我が家定番のシフォンケーキレシピをご紹介。甘みを抑えた、やさしいシフォンケーキです。
シフォンケーキは使う材料がとてもシンプルなので、素材の風味が損なわずにちゃんとしたケーキになり、食育にもいいようにも思います。また、家にあるものでできるので、翌日の朝食がないときにも重宝しますよ。
直径18cmのシフォンケーキ型 1個分
卵(L~LL玉)……4個(卵黄と卵白を分けておく)
無調整豆乳……50cc
オリーブオイル……大さじ2
砂糖……60g
ペースト状のお野菜(焼き芋や蒸しカボチャなど)……60g
小麦粉……90g
調整用の小麦粉……10g程度
バニラビーンズ……1/4本 (これはお好みで)
準備)オーブンを170℃にあたためておきます。
1)卵液を作る
卵黄を入れたボウルに粒を取り出したバニラビーンズを合わせ、全体が混ざったところで、オリーブオイルを細く入れながら泡立て器でよく混ぜます。
白濁してクリーム色っぽくなったら、野菜ペーストを入れてムラがなくなるまでよく混ぜます。
振るった小麦粉を一度に入れて、ダマがなくなってなめらかになるまで混ぜます。
このときに、野菜ペーストに水分が多い場合は、調整用の小麦粉を足してください。
硬さの目安は、泡立て器を持ち上げたときに親指ぐらいの太さで落ち、ボウルに跡ができるくらいです。
2)メレンゲを作る
卵白をよく泡立て、白っぽくなってきたところで砂糖を3回に分けて入れながら、ホイップします。
泡立ちがゆるすぎるとケーキが膨らまないので、ここはしっかりと。
とはいえやりすぎるとボソボソになり、逆に泡が消えていってしまうので、加減が必要です。
ベストのタイミングは、艶があって、泡立て器を持ち上げたときに、尾を引いてプルプルと揺れるくらい、です。
3)1と2を混ぜる
まず、2のメレンゲの泡立て器1すくい分を1のボウルに入れて、全体が均一でなめらかになるまで混ぜます。
1のボウルを卵白のボウルに一気に流し込み、メレンゲの泡を潰さないよう、全体をさっくりと15回くらい混ぜます。
混ざったものを型に流し込み、170℃に温めたオーブンに投入。30分焼きます。焼き色が付きすぎるようなら、15分以上経ったところで、上にアルミホイルをのせてください。
焼き上がったら、すぐにワインボトルに逆さに差して、放置。完全に冷めたら、できあがりです。
プレーンでも十分美味しいですが、素材をちょっと変えてみると組み合わせ次第で味の広がりが出てきます。
豆乳は牛乳でも代用可能。牛乳アレルギーさんにも安心です。サッパリと仕上げたいときは、フルーツジュースで作るのもおいしいですよ。
小麦粉にきな粉を混ぜれば、風味が増しておいしくなるうえに、栄養価もグンとアップ。入れる際は、きな粉20g・小麦粉70gといった具合に粉物全体で90gになるようにしてください。
油は、液状のものであればオリーブオイルに限らず、サラダ油や太白ゴマ油など何でもOK。柑橘系のフレーバーオイルやココナツオイルを使えば、個性的な薫り高い仕上がりに。ただ、ココナツオイルは出来上がりがしぼみやすいので、3の手順のときに手早く調理する必要があります。
野菜はカボチャやサツマイモなど、ホクホク系がベスト。離乳食で作ったニンジン等の野菜ペーストも流用できますが、水っぽければ豆乳を減らすか粉を増やすかして調整を。
砂糖は上白糖でもきび糖でも。オススメはメイプルシュガーパウダー。砂糖より甘すぎず、離乳食初期の子でも安心して与えることができます。
上記のように、素材を変えることで味のバリエーションが増えていくのが、シフォンケーキ作りの楽しいところ。そこで、素材の組み合わせをアレンジしてみると……
牛乳とイチゴを使って、ピンクでかわいいイチゴミルク味に!
砂糖を黒砂糖にして、粉にきな粉を使うと、お口の中はなんと信玄餅味に!
野菜にカボチャペースト、オイルをココナツオイルにすると、タイのスイーツ風に!
組み合わせは無限大。実験みたいでたのしいですよ。
イマジネーションを駆使して、新たな発見をしてみては?
ケーキ作りというと難しそうですが、シフォンケーキは型と材料と30分ぐらいの時間があれば、パパパーと作ることができます。しかも、卵に野菜にと、栄養満点! 大人も食べて満足のいく味です。
お茶の時間に大人用と子ども用とお菓子を別にしていると、子どもが食べたがったりしますよね。
「あー辛い!」だなんてお芝居をせずに、同じものをシェアして食べる喜びを、小さなお子さんがいるご家庭でも体感してもらえたらなと思います。