代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
寒さが厳しくなってきた今日この頃。こんなときに恋しいのは、やっぱり「お風呂」。でも、子どもと一緒だとなかなかゆっくり浸かれない……そんなふうに思っていませんか?
そんなときこそおすすめなのが、お風呂屋さん! 子連れでハードルが高いかと思いきや、意外とそうでもないんです。
今回は子連れで楽しむ湯屋2種、入浴アトラクション施設「スーパー銭湯」と、ふらっと行ける気軽さが魅力の「銭湯」のそれぞれの楽しみ方をご紹介します。
施設が広く、いろいろな種類のお風呂に入り放題なところが魅力の、スーパー銭湯。
一人でお風呂に入れるようになってからならまだしも、乳幼児を連れてだと楽しめないのでは……と心配かもしれませんが、昨今ではファミリー向けに様々なサービスが用意されています。
例えば……こんなサービスが!
店舗の規模にもよりますが、大体が4歳~小学生が子ども料金が設定されていて、大人料金の半額程度。つまり、3歳以下の子どもの場合は無料で入れちゃいます。施設によっては小学生以下無料のところも! これは連れて行かない手はありません。
沐浴に使うようなベビーバスや折り畳みの赤ちゃんお風呂が常備されている場所が増えてきました。
そのため、パパやママは大きな浴槽に足を伸ばして入っている横で、赤ちゃんにお湯を桶で分けてあげてお風呂に浸かる、ということができます。他のお客さんへのご迷惑を気にすることなく、みんながのんびり浸かれるのはいいですよね。
ゆったりいい汗をかいたその直後に併設された食事処でお腹を満たすことができるので、ママはラクチン♪
いろいろ見てきましたが、ファミリーフレンドリーなのもあって、ラインナップはファミレスに近い印象です。お子様セットや、うどん、ラーメンといった子どもが好きな鉄板のお食事はもちろん、お酒のお供向けのから揚げやフライドポテトもあり、家族でわいわい楽しめます。
場所によってはレトルト離乳食を用意している施設もありますよ。
ファミリーで遊べる趣向の施設では、より遊興的な設備が豊富。
健康ランドと称した場所では、カラオケやショーなどの催し物が定期的に行われることがあります。あるいは、子ども向けのゲームコーナーでクレーンゲームに興じたり、のんびりと本が読めるリラクゼーション室では親子でそれぞれ漫画と絵本をのんびり過ごしたり……と、多様的に楽しむことも。
子どもだけでなく、大人も十分にリラックスして過ごせます。
備え付けのアメニティが充実している、スーパー銭湯。
…とはいえ、自宅のお風呂とは勝手が違うので、子ども用にちょっとあるといいな、というものがチラホラあります。「お風呂屋さんに行くよー!」となったときの、我が家の持ち物は、こちら。
ヘアブラシが据え置きの場所もあるのですが、脱衣所にしか置いていなかったりという場合もあるので。
備え付けのアメニティだけだと困る場合に、普段使い慣れたものや肌に合ったものを小分けにしていくと安心です。
髪の毛が湯船に入らないように、縛りやすいゴムを。なくしてもいいように、シリコンゴムをいくつか持って行くようにしています。
上記のこまごまとしたものを浴室に持って行く際に便利。このジップロックに入れた状態にしておけば、いつでも持って出られるので、二重に便利です。
館内着を借りるなら不要ですが、小学生以下の子どもには貸出の館内着は大きすぎて動きづらそうなことも。なので、ちょっと荷物になりますが、自前を持って行っています。館内は暖房も利いているので、夏用の甚平でも大丈夫。
老若男女が楽しめるスーパー銭湯ですが、より楽しむために気を付けておきたいことが2つだけ。
1つめは「赤ちゃんはお座りができるようになってから」。
先にもご紹介したベビーバスのこともあり、ちゃんとお座りができる子でないと溺れてしまいかねません。お風呂屋さんデビューは7~8ヵ月くらいになってからにしましょう。
2つ目は「活発な子は走らないように気を付けて」、ということ。
家とは違って広~いお風呂に、子どもも大興奮して走ってしまいがちです。滑りやすいうえにお客さんが多いため、ぶつかったり転んだりした大変! 事前にしっかりお約束をさせて、ケガのないように楽しみましょう。
スーパー銭湯が入浴アトラクション施設なのであれば、「銭湯」はいわば、お風呂を介した地域の憩いの場。湯冷めの心配のない距離で、足を伸ばして広いお風呂に浸かり、お湯をたっぷり使ってお風呂を堪能できます。
以前子連れで銭湯は敬遠されるのでは……と思って番台のおかみさんに聞いたところ、「銭湯に年齢制限はないわよ。赤ちゃんでも全然大丈夫!」とお墨付きを頂戴しました。流石、地元住民の生活を長く支えてきた場所です。
そんな銭湯での、子どもと一緒に行くにあたって魅力的なポイントはこんなところ。
東京都の場合、大人460円、小学生は180円、未就学児は80円。ですが、こどもの日や銭湯の日などの記念日、お住まいの地域によっては、子どもの入浴料が無料になる場合も!
(イベント等詳しい情報は東京都浴場組合運営の「 東京銭湯 」を参照)
ご近所にお住まいの長く通う常連さんが多いのも、銭湯の特徴。これは女湯特有かもしれませんが、おしゃべり好きな先輩女史の方々と、子どもをきっかけにお話をすることがよくあります。
核家庭の場合、ひいおばあちゃん世代の人たちと子どもが話す機会があまりないので、いい機会に。
また、界隈で長く暮らしていらっしゃる方のこと、そのお話から、界隈の幼稚園事情やお得なスーパー、七五三のお宮参りのあれこれ……など、本当に多岐にわたる情報を教えてもらえます。
昔ながらの店構えも、銭湯の魅力。子どもと一緒にタイムスリップ気分が味わえます。
浴室のカランひとつとっても、自宅とは勝手が違い、ちょっと変わった操作方法が子どもの好奇心をくすぐるよう。また、5月5日には菖蒲湯、10月10日(銭湯の日)付近ではラベンダー湯、冬至(今年は12月22日)には柚子湯といったイベント湯があるのも季節感があって、親子でいい湯に浸かれます。
スーパー銭湯と違って、しっかり持って行きたい、お風呂グッズ。とはいえ、そこは近所ゆえにパッと持って、パッと出られる距離感がありがたいです。
「銭湯に出発ー!」となる前の準備は、こちら。
スーパー銭湯に持っていく細かいグッズと、基本おなじ。
家で使っているボトルのシャンプーとボディーソープを、手提げ付きのカゴにそのまま入れていきます。徒歩圏内なので袋とかに入れず、このまま浴室へ持っていける気軽さがいいですね。
自宅で使っているアカスリタオルも、そのままカゴに入れて。
大人の分のタオルも持って行きます。
お風呂から上がって帰宅したら、そのまま歯磨きをして寝室に行ける恰好で。寒い日には、ご近所とはいえ湯冷め除けのためにも防寒着を忘れずに。
ドライヤー(3分20円)や、湯上りの一杯を購入するのに、10円玉も交えて300円ほど用意しておくとバッチリです。
スーパー銭湯同様、銭湯でも浴室を走ったりするのは厳禁ですが、銭湯ならではの気を付けたいポイントがやはりあります。特に留意したいのが以下の2点。
1つ目は、「お風呂の温度が高め」な点。40~42℃あるので、子どもには熱いかもしれません。水を足す際は、先客の入浴中の方に一声かけるなど、周りへの配慮を忘れずに。
もう1つが、カランの使い方。場所によっては、シャワーが固定式のため、顔にお湯がかかるのを嫌がる子は体勢に注意が必要です。大人の膝に頭を仰向けも載せて、桶で髪にお湯をかけるようなやり方がいいかと思います。あるいは、これを機に上からかけるのに慣れさせるのも、やりようかもしれませんね。
スーパー銭湯と、銭湯。結局のところどちらがオススメか……と言われたら、どっちも! と強く両者を推したい私です。
足を伸ばして入るお風呂は最高! また、広い浴槽ならではのあの水圧は、心身をリラックスさせる効果が絶大です。解放感抜群のお風呂屋さんへ、ぜひお子さんを連れて行ってみてください。お風呂キライな子も、いつもと違う雰囲気の中では、きっとお風呂が好きになってくれるはずですよ。