代官山ってどんな街?
代官山ってどんな街?
2019年も残すところあとわずか! ベビーの街・代官山をはじめ、全国に店舗を構えるベビーセレクトショップ「blossom39」では、今年最も売れたベビーカー&抱っこひもを総まとめ。2019年、街なかでよく見かけたオシャレなベビーカーや抱っこひもはどんなもの? 今回は、今年、売れに売れた抱っこひも5選をランキング形式でご紹介します♪
初めての出産を控えたママやパパが抱っこひもを求めてショップにご来店された際、スタッフが必ず紹介しているのが、ベビービョルンのファーストモデル「ベビーキャリアMINI」。発売から40年以上、世界中のパパとママ&ベビーに愛用されてきた「ビョルン オリジナル」が一昨年リニューアルし、MINIとして再デビューしたモデルです。
様々なブランドの抱っこひもが多機能化を遂げていくなか、「よりシンプルで、より安全性の高いものを」という点のみをとことん追求してきたクラシックなデザイン。まずは使いやすく、シンプルで安心できるものを使いたいというパパ&ママから高い支持を得ています。生後0ヶ月から使用できるので、入院準備アイテムとして、出産前に用意をするママたちも多いです。
抱っこひもというと「外出時に必要」「家事など手の離せないときに」などの使用シーンを思い浮かべるのが一般的。そのため、出産後、お出かけが増えてからの購入を考えているパパママもいるはず。しかし、生まれてすぐ、新生児期には「何はなくともとにかく1日中抱っこをしている」もの。昼夜問わずパパ&ママとベビーは触れ合っているので、そんなときにこのMINIが大活躍します。
他の抱っこひもにはないMINIの最大の特徴は、セパレート構造! 抱っこで安心して眠りについた赤ちゃんをいざおろそうとしたときに、赤ちゃんを片手で支えながら背面パッドを下ろし、ママの肩に掛かっている肩パッドをひとつずつ外し、ゆっくりと布団におろそう…なんてしている間に「背中スイッチ」が作動して、「ふぇ〜ん」とまた起きてしまう…なんてことは茶飯事。MINIなら、ストレスのないバッグルをするりと外すだけで、背面パッドごと赤ちゃんをおろすことができます。これは、秋冬などに抱っこひもの上からアウターを着ている場合にも大助かり! 大きな動きが必要ないので、赤ちゃんを起こすことなく、寝かしつけが格段に楽になります。
今後も永遠に売れ続けていくであろうビョルンMINI。いろいろリサーチしても、なかなか抱っこひもデビューするモデルが決まらない…なんて場合は、まずMINIから試してみてほしいです♪
昨年に引き続き、今年もとっても暑かった日本の夏。パパやママにとっても、ベビーにとっても、お互いストレスのかかる長時間抱っこは避けたいところ…。また、春夏の行楽シーズンの旅行やお出かけに、「ベビーカーメインの移動のつもりだけど、セカンドで軽くてさっと抱きできる抱っこひもを探している」というファミリー向けに、ミニモンキーのミニスリングは大人気でした。
しかし、これまでスリングというと、抱っこひもに比べて、装着にコツを要しそうなイメージがあったのも事実。実際に店舗でおすすめしてみると「上級者向けなのでは…」「パパには難しそう」と敬遠していたママたちからも好評! 片方の肩にスリングをかけ、赤ちゃんを入れたら、調節ベルトをシューっと引っ張るだけ。実際に試着をしてみると、よく心配される赤ちゃんの安定感や、ママたちへの負担も難なくクリアできるようです。
こちらのミニスリングは、本体重量が175gと超軽量なだけでなく、たたむと掌にすっぽり収まるほどのコンパクトさ。収納袋が本体についているので、「あれ?袋がない…」なんて事態も防げます。キャリーのようにしっかりとM字開脚ができる構造だけでなく、すっぽり収まる安心感も、ミニスリングならではの特徴。さらに全体がメッシュ加工なので、ムレの心配もないし、何よりすぐに乾いてお手入れも楽チン! 夏の海などでも大活躍だったよう。水着のママの上から抱っこできるのは、ミニスリングだけ!
また、抱っこひもをわざわざ引っ張りだしてくるようなシーンでないけれど「ちょっと抱っこしてあげたい」ときにぴったり! 移動しながらの家事や、お昼寝や夜の寝かしつけ…、これまでサッと腕だけで抱いていたベビーをすぽっとスリングに入れるだけで、動きやすく、負担も軽減され、見違えるような快適さ♡ 夏は、「1日中ティーシャツの上にミニスリングを身につけ、サッと抱っこしたいときにベビーを入れていた」なんてママも。来年もきっと夏頃には品薄になるほど売れると予想しています♪
抱っこひもブランドの人気を長年二分しているのが、エルゴとベビービョルン。街中で見かけるのもほぼ半々、逆に他のブランドの抱っこひもはどんなものがあるのか、どこで買えるのか、いまいちわからない…なんて声も多数。そんななか、何年も継続して売れ続けているのがベコ。アメリカ生まれのブランドで、シリーズでいうとジェミニなどが、他には見ないテキスタイルでオシャレママたちに話題になりました。
今年売れたのは、ベコの最上級モデルかつ、他の抱っこひもにはない素材切り替え機能がついた、革新的シリーズ「ベコ8」。3.2kg〜20kgまで使用可能なので、抱っこが必要な時期を完璧にフォローしていると言っていいかも。人間工学に基づいたシートデザインで深く安定した抱っこ姿勢を取れること、パパやママの腰の負担を軽減するバックサポーターが付いていること、眠ってしまった時に便利なフードや、成長に合わせた背当てパッドの調節など、すべての抱っこひもブランドが押し出している機能性のすべてをぎゅっと詰め込んだ感じ。
特に腰の負担を軽減するバックサポーターは、腰への負担が気になって抱っこひもの切り替えを検討しているパパ&ママたちから評判に。この情報に溢れた現代で、生の口コミで評判になっていったアイテムも、なかなかないのでは。「ママ友にラクだと聞いて」「切り替えるならベコ8」という口コミを聞いて来店されるママも多く、ショップスタッフも日々驚いていたようです。
さらに、ベコ8が支持された理由のひとつには、すっきりスタイリッシュなデザインも。見た目がごちゃごちゃしておらず、とってもシンプルに見えるのがファッションを邪魔しないと人気でした。そして何より、バックパネルのジッパーを開閉すれば、コットンから3Dメッシュに切り替え可能! 開いた布部分は、くるくる丸めてウエストベルトのポケットにインするだけですっきり。生まれた季節やたくさん使う時期、子どもの成長などで、いちいち素材や機能性を考えて買い換え・買い足ししなくてもこれ1つでok、というところが圧倒的支持を得たポイントです。年中通して使えるベコ8で、抱っこひもデビューから卒業までを見守っていきたいですね♪
夏生まれだから…というだけでなく、一年を通して「抱っこひもの素材は、メッシュがいい」というママ&パパが増えてきたここ数年。ビョルンの人気モデルONE KAI からは、メッシュ素材のAirがラインクイン。KAIは、随所に効いた細やかな気配りで人気を集めた「ONE+ Air」のリニューアルモデルで、日本人パパ&ママ向けに設計されているもの。
パッドの芯地をなくしてさらにぴったりとした密着抱っこができるようになったり、抱っこで寝てしまった際の首カックンを防止するヘッドサポートの調整ベルトが搭載されたりと、より細部にこだわり、きめ細やかにデザインし直された印象。インサートなく、内側のパーツ(ファスナーなど)で成長に応じたサイズ調節が可能なので、成長した際はもちろん、年の近い兄弟育児にも最適です。MINIでの使用月齢の短さが気になるママ&パパは、長く使えるこちらのONE KAI Airを選んでいました。
秋には、MOVEという新シリーズがお目見え。MINIがデビューモデル、ONE KAI Airがロングユースモデルだとしたら、シンプルで使いやすいベビーキャリアMINIのコンセプトに、快適ショルダーパッド&腰に分散するバックサポートをプラスしたMOVEは、その中間といった感じ。一番抱っこを要する15ヶ月くらいまでのベビーに最適なモデルとしてデビューしました。こちらも徐々に知名度を伸ばし、売れてきているので、ビョルンは使用月齢や好みに応じて3段階のモデルが揃った、という印象。いずれのモデルも北欧ブランドらしい、くすみがかった絶妙なカラーリングがオシャレ! 今後もベビーアイテム界の北欧ブームは継続しそうなので、他ブランドのアイテムとの合わせや全体的なコーディネートを考えたときに、ビョルンのデザインとカラーがしっくりハマる、と見た目重視で選ばれるママ&パパが多かったです。
やはりエルゴ、さすがと言わざるを得ない売り上げで、今年も多くのパパ&ママとベビーに愛されました。現在、エルゴの主要モデルであるオムニ。インサートなしで新生児から抱っこができること、パパ&ママの負担を考えた肉厚のパッド、さまざまな使用シーンをフォローするサポート付き、成長に応じて簡単に調整できるデザイン…などなど、列挙すればキリがない完璧なモデル。
前述のビョルンに続いて、一年を通してメッシュ素材が売れるようになってきたことから、今年はエルゴのシリーズのなかでも、OMNI360クールエアに軍配が上がりました。高い通気性と立体的な縫製で、長時間抱っこしていても親子お互いのストレスが少ないのがOMNI360クールエアの特徴。何より、長年日本で抱っこひも界を牽引してきただけあって「抱っこひも=エルゴ」という絶対的イメージがついているパパ&ママも多く、「そんなエルゴのなかでの最上級モデルなら間違いない!」との声がよく聞かれました。
今年デビューした新色のピンクデジカモをはじめ、年に数回新色がデビューするのもエルゴファンの楽しみのよう。エルゴというと、「体格の良いパパも負担なく使える」といってパパママ兼用として購入されていく方も多いので、カジュアルなスタイルや男性のファッションにも合うインディゴウィーブも人気でした。
いずれの抱っこひもブランドも、使用しているパパママの声を拾い、年々マイナーチェンジを加えたり、新シリーズをデビューさせています。高温多湿な日本の気候に合わせたモデルが、通年を通して売れるようになってきたのが今年の傾向。そのなかで「シンプルでクラシックなモデル」を選ぶか、「より多機能で完璧なモデル」を選ぶか、好みが分かれたように思います。どうしても使っていくにつれて買い換えや買い足しがしたくなる抱っこひも。来年はどんなアイテムに出会えるのか、私たちも楽しみにしています!
全国のblossom39では、来年もいろいろな抱っこひもをセレクトして、みなさんにお届けしていきたいと思いますので、ぜひ足を運んでみてくださいね♪